NHKの”クローズアップ現代”でやっていた
海に漂う”見えないゴミ”~マイクロプラスチックの脅威~という番組です。
今や、私達の生活に欠かす事の出来ないプラスチック製品ですが、
そのプラスチックが、海に漂い劣化し細かく砕けた物をマイクロプラスチックと言うそうです。
廃物になったプラスチック容器など、そのまま海に捨てるケースがその一因!
特に、東南アジアでは夥しい量が海に!中でもダントツに多いのは中国だと・・
問題なのは、海で砕けたマイクロプラスチックは海水中の有害物質を吸着させる特徴が!
例えば、以前大きな社会問題になった”カネミ油症”の原因PCBなど・・
他に、健康影響が癌などがある”クロロホルム”、”ダイオキシン”、”塩化ビニル”そしてPCB
この他計9種類程、海洋で検出されている有機合成化学物質です。
マイクロプラスチックがこれら有害物質を吸着すると、
まず、プランクトンが食べ~そのプランクトンを小魚が食べます~
~その小魚を大きな魚が捕食~最終的に人間が、体内に有害物質を蓄積したその魚を食べる!
このマイクロプラスチックは、日本沿岸各地で検出されているそうです。
また、マイクロプラスビーズ(直径0.5mm以下)という微小なプラスチックが、
ベビーパウダー、ハンドクリーム、ボデイソープそして歯磨き粉などの成分で・・・
目などに入ると、眼球表面を傷つけるとされています。
この微粒子のマイクロビーズ!下水処理施設のフィルターなどを通過し
川・湖を経由し、最終的には海に流れ込んでしまうと!
そうなると、前述したように有害物質を含んだ食物連鎖の元凶になってしまいます。
環境問題だけでは無く、健康問題に大きな悪影響与えるため
欧米では、化粧品などマイクロビーズ使用規制の法案が出され
化粧品メーカーも自主規制を発表していますが、
残念ながら、日本では”野放し状態”で、一部中小メーカーが自主規制しているに過ぎないと!
魚は私たちの食卓から欠かす事は出来ませんし、
日本人は大の魚好き国民!
その魚にリスクがあるとなると・・・
もう、何を食べたら良いのか皆目判らなくなってきました!!!
ある意味、放射能汚染魚よりも怖いかも知れませんね。
一日も早い法規制と対策をして欲しいものです!
と言っても、日本一国で解決できる問題では無いし・・
国際的な対策が急務ですね!
気分を変えて今日の一枚で~す!
漸く色づいた我が家の”イロハモミジ”です
このモミジは紅葉真っ盛りですが、後の2本(一本はすでに終わり)はまだ緑!
去年に比べ、チョッピリ寂しい紅葉で~す!