最近”旬”の食べ物が少なくなった感じが・・・

”目に青葉山ホトトギス初鰹”の句は江戸時代の俳人山口素堂作の

あまりにも有名な一句ですが、

青葉・ホトトギス・カツオと5月の新鮮なものを並べた句で・・・

特に初物のカツオは、江戸の人々にとっては”旬”のものとしては大層好まれたと!

しかし、庶民にとっては当時カツオは高値の花!で誰しも口にすることはできなかった。

狂歌に 「女房を質に入れても 初鰹」と詠まれている程で・・


そうそう、”旬”の話でしたが、

最近は、冷凍されたものなど一年中出回って季節感が薄れて”旬”が無い感じ!!

野菜などは、特にその傾向が強くタケノコなぞ何時でもスーパーに並んでいます。

魚介も、地球温暖化の影響で獲れる時期が一昔前とは大分ずれてきたらしいです。

寿司やさんでサヨリは、11月頃が身が締まってオイシイ”旬”のネタでしたが

今では、年を越してから”旬”扱いされるそうで・・・

逆に穴子など夏の魚は海水温が上昇したため”旬”の期間が長くなったそうです。


余談はこのくらいにして、

昨日水戸の友人から、自家栽培の空豆が冷蔵急便で送られてきました!

採りたての新鮮そのもので・・正に”旬”

早速、茹でましたが茹で時間も1分くらいで良い感じ。

空豆のあの黒いスジも、鮮度が落ちると黒くなるのですが

どれも、黒筋無しで食べたら甘~い!!

 2018-5-27 ENDO

空豆の数本は、オーブンで焼き空豆に!

そうすると、”綿”の部分も食べられると・・(以前TVでやってました)

スプーンですくって食べたらこれも甘~い!(綿の部分は栄養豊富だそうで!)


また、お隣から”仙台のワラビ”を頂いて・・

仙台と言えば、ワラビのデンプンで作ったわらび餅が有名ですが

頂いたワラビも新鮮で・・これも”旬”を食べられました。

 2018-5-27 WARABI

口の中いっぱいに、ねっとりとした独特の風味があって・・

オイシイ蕨を食べられました!!


”旬”を食べるとは、その味だけでは無く

季節の香りなども一緒に食べる感じで・・

舌先だけでは無く、五感で食べられる感じがしますね。

段々季節感が乏しくなってきていますが、

食だけでは無く全ての面で”季節感”は大事にしたいですね。